生きることの凄み

先月から祖母が六甲の病院に入院しています。何年か前から小さな脳梗塞があり、ある朝起きたら「あれ?左手と左足動いてなくない?」という感じで、デイサービスの方に勧められて念のため入院しました。

今日からリハビリ病棟にうつり、お見舞いにきた私の手を左手で何度も何度も力強く握り返してくれました。

大正生まれの祖母と「次の年号はなんだろうね」と話す。室戸の台風も伊勢湾台風も祖母の記憶にはあって、すらすらとそれを話す姿は生きているということの凄みを感じます。

今月からお花を習いに行くこと、お料理教室の体験に行くこと、先週は天川村に行ったことを話し、「他にはどんなことが楽しいかな…」と私が呟くと、

すかさず祖母が、
「どれが楽しいかって考えてると楽しくないわよ。なんでもやってみるのよ。そしたら楽しいことがわかるから」と。
確かに梅干しから、昨日今日テレビで流行ってた料理までなんでも作っていた祖母。らしい。そんなマインド持っていたのか!


私の名前や子供の頃の家は"祖母がいくつか候補を聞いてきて、その中から決まった"と聞いていました。しかし、それ以上の詳しい話しは知りません。
結局、誰が決めたのか聞いてみると「おじいちゃんの銀行の友達がね、」と話しはじめる祖母。

「???」

祖父が銀行員だったというのは初耳で、陸軍の後、すぐに建築の道に進んだのかと思っていました。

「長い間、神戸銀行で働いていたのよ。おじいちゃんはまさに銀行員って人よ」と話す祖母。

銀行員時代の同僚で、名前や方角を調べるのが好きな方がいたそうな。

びっくりしまくる私を見ながら、
「そらあんた、知らないことがいっぱいあるわよ」と祖母が笑っていました。