祖母の死と流産が教えてくれたこと3

 

その1

その2

 

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流産にもいろんな考え方がある。これも流産がわかって初めて知ったこと。

 

最初の病院では絶対手術!と言われた。手術予定日を前に出血があれば外来を止めてでもすぐ手術しますと

 

流産の話は何度か聞いたことがあるが、私の周りは自然に出てくるまで待つという人も何人かいた。

同じ流産経験のあるクライアントさんにセカンドオピニオンを薦められて、中央区にある自分が産まれた病院に行ってみた。

 

私が産まれたのは産科・小児科の名門といえる病院。

「うちの病院来られたことありますか?ご結婚前の旧姓を教えていただけますか?」

 

初診の申込書を書いたら、看護師さんが聞きにきてくれた。30前の私の診察番号とカルテが残っているようで、生年月日と下の名前で割り出してくれたらしい。診察番号は今通ってる妊婦さんより一桁少なかった。

 

ここにある私の情報はアトピーだったことと、首にへその緒が巻き付いていて斜頸の可能性があったことのおそらく2つだけ。30年の人生で手にしたもの・経験したものは何もないと思うとなんだか不思議な気分だった。

 

「自然に出るならそれでもいいんだけどね。子宮ってちゃんと縮むようにできてるから。手術しても、自然に出ても次の妊娠には影響は変わらないよ。自然に出るまで待つといつ痛みと大量の出血がくるかわからないのがちょっとネックだけどね。」

 

身体の可能性を信じている私にとって、この言葉で心がかなり穏やかになった。念のため5日後に入院と手術を申し込んだが、結局それより先に出血が始まった。